ごくごく普通の社会人読書ブログ

「いいこと読んじゃった」ってなってくれたらうれしいです

#24 『人間失格』

読書素人

人間失格

を読んでみた

 

作者 太宰 治

 

目次

内容・あらすじ

無頼派」「新戯作派」の破滅型作家を代表する昭和初期の小説家、太宰治の長編小説。初出は「展望」[1948(昭和23)年]。自分の幸福の観念と世の中のそれが、まるでくい違っているような不安に悩む大庭葉蔵の半生を自意識過剰に描いた、太宰文学随一の傑作。臼井吉見が言うように、太宰文学の「最高のかたち」の「遺書」であるとともに、日本近代文学を代表する作品。

www.amazon.co.jp

ボク的見どころ

ボク的には

葉蔵(主人公)の道化師っぷりが

一番、心に残っている。

 

「おどける」という言葉があるが、

この「おどける」は「道化」からきており、

 

主人公は終始、「おどける」を使っている。

 

ポケモンでいうと、ppが無限にあり、

いくらでも技を出すことができる状態だ。

 

しかし、この「道化」も

人間不信が故の道化なのだ。

 

人は本当に他人を理解しているのだろうか。

世間ってなんなんだろうか。

信頼とは罪なのだ。

 

と、かなり人間というものに対して

不安感や不信感を抱いているのだ。

 

しかし、このような不安や不信感は

葉蔵に限ったことだろうか。

 

我々も、社会や人間に対して同じような気持ちを抱くことはないだろうか。

 

この、なんだか同情してしまう感覚こそが、

人間失格」の魅力そのものなのかもしれない。

 

と、あらゆるサイトやYouTube大学で見たり聞いたりした上での、

見どころだ。

ボク的感想

「恥の多い生涯を送ってきました。」

 

誰もが知っているこの『人間失格

「一度は読んでみたい!」その思いを胸に、

 

いざ!

 

とナイスな心意気で読んでみたけれど、

正直に言うと、今の僕にはこの小説を理解する読解力、思考力がなく

あっちゃんのYouTube大学でしっかり解説・見解を聞いた。

 

個人的見解というか感想としては

葉蔵(主人公)が少しかわいそうにも思えるというか、

 

人間失格」という題にもある通り、

今でいう「クズ男」の最終形態みたいなところはあるかもしれない。

 

だけど、家庭環境とか心理状況とか諸々踏まえると

同情の気持ちも生まれるというか、、、

 

とにかく、国語が大嫌いで成績も悪かったボクには早すぎた作品だった。

 

今は大したこと記せないけれど、

この作品を再読するとき、

ちょっとはマシな見解を述べられるようになっていたい。

 

まあ、この作品を「聖書」

と評した芸人兼芥川賞作家の又吉直樹には

 

一生、敵わないだろうな